
2026年6月22日に令和8年度「第1回栄養機能食品に関する検討会」が開催されました。
消費者庁は、令和7年度に3回、栄養機能食品に関する検討会を開催し、栄養機能食品における「栄養成分の下限値および上限値」並びに「機能の文言」の検討を行い、その改正案を取りまとめています。令和8年度は、昨年度未検討の「摂取をする上での注意事項」について検討されました。
1.検討会の内容
消費者庁は、現行の栄養機能食品における「摂取をする上での注意事項」が、以下の3つに分類できることから、それぞれの分類について、設定された背景、根拠等を確認の上、⽇本⼈の⾷事摂取基準(2025年版)、通知、指針、健康食品の安全性確保に関する⾷品安全科学研究の結果等を参考に、注意事項を引き続き表示するか、追記あるいは削除が必要なものはないか、検討を行いました。
①全ての栄養成分に共通する注意事項(「本品は、多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。⼀⽇の摂取⽬安量を守ってください。」)
②乳幼児・⼩児に対する注意事項(亜鉛、銅、マグネシウム)
③特定の栄養成分に対する注意事項(亜鉛、カリウム、マグネシウム、ビタミンA、ビタミンK、葉酸)
検討の結果、消費者庁は、①、②、③ともに引き続き表示するが、③において、特定の栄養成分に対する注意事項であることを明確にする観点より、マグネシウムとビタミンAについて栄養成分名を追記する改正案(以下)を作成しました(検討内容の詳細については当日の資料をご参照ください)。
検討会では、消費者庁の「摂取をする上での注意事項」の改正案について、特に委員から反対意見はなく、そのまま了解されています。
| 栄養素 | 「摂取をする上での注意事項」の改正案 |
|---|---|
| マグネシウム | (赤字部分を追加) 本品は、多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。マグネシウムを多量に摂取すると軟便(下痢)になることがあります。一日の摂取目安量を守ってください。乳幼児・小児は本品の摂取を避けてください。 |
| ビタミンA | (赤字部分を追加) 本品は、多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。一日の摂取目安量を守ってください。 妊娠三か月以内又は妊娠を希望する女性は、ビタミンAの過剰摂取にならないよう注意してください。 |
| 上記以外の栄養素 | 変更なし。 |
なお、③における他の栄養成分の注意事項については、すでに栄養素名の記載があるか(亜鉛、葉酸)、あるいは「本品」が摂取を控える対象となっていますので(カリウム、ビタミンK)、対象外とされたものと考えます。
2.今後の予定
令和8年度の栄養機能食品に関する検討会は第1回のみで終了になりました。消費者庁は、令和7年度~8年度の検討結果(栄養機能食品における「栄養成分の下限値および上限値」、「機能の文言」、「摂取をする上での注意事項」の改正案)から、食品表示基準の改正案を作成し、その意見募集を行っています。受付締切は 2026 年 7 月 30 日までです。
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谷本 浩之
趣味は野球観戦。
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